(2013.4.3)
フロリダ通信ーイチロー選手、ウォール・ストリート・ジャーナル、ジーター選手、黒田投手、ヤンキースタジアム・・・:ご要望の多いエッセイ風で始まります(*゜▽゜*)-A



小山先生、コロにゃん先生!

お便り読んでくださると幸せです。

また、エッセイの掲載、有難うございます。

私は、小山先生とイチロー選手、山本昌投手の大ファンです。

イチロー選手の交通事故のニュースに驚きました。心配で心配で。
小山先生がすぐにタンパに飛んでくださるー、猫の穴ニュースの情報でとても安心致しました。

皆様の追求は、小山先生の表現される『追究』の
世界ですね。
そして、そのお姿にいつも勇気を頂き、くじけそうになる私の心の支えです。

侍のように凛として、しかし優しく、そして科学を追究されて。お三方の絆が世界と歴史を変えているかのように感じるのは、私だけではないと思います。

ずっと応援しています。

最後に、小山先生にお願いがあります。必ず「エッセイ集」を出版してください。

今回の「エッセイ風」も、とても感銘を受けています。
文体が英語訳かな?と思わせるところに、色彩の表現もおっしゃるように簡潔、簡素でありながら光に包まれています。
カリブの文化、ヘミングウェイと禅・・・先生が、自然で人を愛されるから感受できるのでしょうね。

エッセイの展開もたのしみです。


 読者



小犬山コロにゃんです。お便り有難うございます。
山本昌投手、イチロー選手は、まるっきりの科学者です(*゜▽゜*)


山本昌投手の伝記は、私が書くことになっています。私にしか書けない心の交流とやり取りが沢山あるからーだそうです。

望むところです^^。心の友のことです。たのしみにお待ちください。

「エッセイ集」は、どちらの出版社がよろしいでしょうか?「謎の名編集長・ねこじ」と相談しなければ(。・ ω<)



◆Thumb Tampa(親指タンパ)

「逆さ地図」には、立体感と躍動感がある。私が専門とする人間の動きのようにも感じ取らせる。



フロリダ半島は、左手の親指ー子供の頃、ボールに突き指をされた位置あたりにタンパがある。
カリブ海にネット(網)を張れば、どんな難しい打球も処理してしまう「イチロー選手のグラブ」に変身。

少し専門的な表現であるが、イチロー選手であれば、親指側からボールを捕りに行くことはなく、薬指、小指側からボールを呼び込むので、ネットも不要かもしれない。

’04年のセーフコフィールドでファールボールが直撃しそうになった?女子高校生を間一髪のグラブ捌きで救った動作が薬指、小指側からボールを呼び込む動作である。この動作は脚の動きと一体化して柔らかい動作、バネのきいた動作を引き出す。

この’04年にイチロー選手が樹立した<大記録>は、84年振りで、今後の更新の容易さを喧伝する人たちは少ない。私の知る範囲では皆無である。

<記録係>が、これを今から、あるいは、今現在、《伝説の範囲》に入れるべきかどうか迷うのは理解出来る。


<大記録>樹立のオフのトレーニング時に、大変な約束をした私とイチロー選手。

『イッチャン、安打記録を更新出来たら、新型マシン(B.M.L.T.カムマシンのこと)をプレゼントするね』


『先生の早大大学院入試も大変。合格出来たらご連絡下さい。気の利いたプレゼントをお届けします』

とんでもない会話と約束をしたものである。
何故、このようなイメージが湧いたのかと、多くの方に質問を受ける。

『予感としか応えられないーと表現するのが通常ですね。しかし、それ以上のものがありました』


このような応答をするのだが、それ位にイチロー選手の反射機能を中心とした身体変化と、バランス変化が極まっていた。


チャレンジの時系列的には、私の大学院入試が先。


イチロー選手は私の合格をことの他喜び、<素敵な万年筆>と、もうひと品<気の利いたプレゼント>を届けてくださった。もちろん、送り状の送り主の欄には『イチロー』とだけ書いてあった。



 

新入学の一年生、しっかり勉強してくださいねーのウイットと心遣いに、私の顔は崩れ、『有難う、やられた!スクール服を着て、大隈講堂の前で記念写真を撮りたいのだけれど、服が小さくて入らない。無理やりとおして・・・』


『ワー、やめて下さい!先生だとやりかねないから』
イチロー選手の笑い過ぎて涙混じりの叫び声。


『キャハ!』


逆さ地図を見て、この頃のことや、イチロー選手の動き、身体の反射能力とバネを連想したり、思いを巡らすのも私とイチロー選手のただならぬ間柄故、としておこう。

2月に始まった、ニューヨークヤンキースのキャンプ地「親指タンパ」に気持ちを馳せる日々が続いていたこの春。



『4月には、B.M.L.T.カムマシンを持ってニューヨークに行くからね、その時、身体やバランスチェックするからね』

『早く来て下さいね』

『ハーイ、待っててね』


こんなやりとりを交わしていたが、4月を待たないことになる。




◆3月3日

「イチロー選手、交通事故、車大破」のニュースに触れて、青ざめているままの私にイチロー選手から電話。顔色の悪さが自分で分かる。心臓の拍動は高まる。


タンパからの電話。イチロー選手とかなり長く話した。日本時間の午後6時半頃のこと。イチロー選手に「イッチャン、大丈夫?胸が潰れるとはこういうことかと、たまらなかった・・・」

一方の声の主の元気そうな様子に安堵しながらも、交通事故による《頚椎捻挫/鞭打症》は後で発症することも少なくないので、心配。現地の医師の診断も同じ。そして、医師は明日が辛いかもしれないと告げた。

私の経験では、骨盤周辺に影響が現れることもある。このダメージを少しでも解除する方法を考えた。

’04年の大記録達成のお祝いにプレゼントしたB.M.L.T.カムマシンが、シアトルからタンパに移動していた。このマシンもよくよくイチロー選手との縁が深いのであろう。私が造り、イチロー選手が愛したマシンだからーこの短縮表現では表せない。

『人間が初めて体験する肩甲骨の動き、人類が求めていたもの』
彼は、初めてこの装置を動かした時にこのように表現した。


重力下で活動する人類にとって、肩、首、そして、これらと下半身のひずみの関わりはよく知られている。確かに、人類が求めていたものーと後年多くの評価を得る。

今はこの装置の持つ効果にかかっている。対応と、指示、そして確認をしながら、かなり電波でもチェック出来た。

『イッチャン、そちらは今何時?』と尋ねる私に彼が告げる時間は、明け方の前。私の現場の時間などを読んで、眠らないで私が電話にでられそうな時間を待っていてくれた・・・。

胸を詰まらせながら『お伝えしたプログラムが終了したら連絡待っています』
と電話を置いた。

次の日の電話の声は弾んでいた。『先生、有難うございます!随分楽です!』


しかし、私は研究とこれまでの体験から、安心が出来ないで、今度は私の方が眠らないで朝を迎える。この2〜3年、気になっている身体バランス、動作バランスがあった。これに追い討ちをかけられるか、これを機に改善するかー両極の選択。めくるめく思いでフロリダ行きのチケットを探していた。



急なことで、エアーチケットが取れない・・・。

どんなことをしてでもすぐに行くからーと伝えると、電話の向こうで、息を呑む気配と『先生、本当ですか!嬉しいです!』
イチロー選手の声。


事故後に万を持して連絡をくれたイチロー選手をこのままにしておけますかって!

こうして、

東風(こち)フロリダ マシンよこせよ梅の時期・・・イチな忘れそ

の迷句がメイクされるのある。

                                       (続 く)

     次号は少し早めに掲載予定です(^-^)




(2013.4.11)
フロリダ通信ーイチロー選手、ウォール・ストリート・ジャーナル、ジーター選手、黒田投手、ヤンキースタジアム・・・:ご要望の多いエッセイ風で始まります(*゜▽゜*)-B

その前に、春、満載!大特集<春のキャンプ(合宿)風景><山本マサマウンド更新風景><イチロー選手のホームランに捧げる準備?作製風景>をお楽しみ下さい


◇春のキャンプ(合宿)風景
 ドクター・片岡先生も(^-^)


三日連続ペナルティのリサちゃん(*゜▽゜*)コロにゃん画伯の冴えわたる筆?
     
 2013年3月28日 2013年3月29日   2013年3月30日

  



☆ガーデン案内ー山本マサマウンド、イチロー選手の梅の木の案内が加わります。


イチロー選手 『先生、今も顔にマジックで描いてるのですか?』  『ハイ

ペナルティマジック ☆描かれると上手くなる、似合うと大選手になる☆ この伝説は生きています^^
イチロー選手もそれはそれは大変似合っていました(^O^)




◇山本マサマウンド更新風景
『2』と『1』がヤキモチをやいている・・。

マサさん、コロにゃん先生のメッセージです(((o(*゜▽゜*)o)))




◇イチロー選手のホームランに捧げる準備?作製風景
☆小学生や父兄も参加して。

コロにゃん先生は、イチロー選手に『厚く作ると心筋肥大になるので薄くつりました』とメッセージ^^

二人のギャグ対応は大変なものです(*゜▽゜*)




◆エアチケット

急に決まった渡米であり、また、当初はイチロー選手をアクシデントが見舞った日から韓国で要人と会う予定があった。この韓国訪問がキャンセルになった直後に、イチロー選手の電話。フロリダ行きを思い立つ。

急なことなので、エアチケットが思うにまかせない。秘書広報室と旅行代理店に任せておけば何とかなるだろうー。私は出発前に決まっているスポーツ合宿、機能改善合宿の皆様とフルに行動。書き物、研究準備もあり、やはり徹夜での出発となった。
朝、エアチケットの入った封筒を開くこともなくバッグに入れる。

同行のスタッフ・ワタ様に成田空港で、『アレ、やはりワシントン経由なんだ。旅行代理店の方はダラス経由と確信していたよ・・・。テキサス経由もあるんだ・・・なくもないだろうけれど・・・これまでのルートとは違うな、と思っていたんだ』

これが、どのようなタイミングかといえば成田空港で初めてエアチケットを見た時。
旅行代理店は、『ダレス』と『ダラス』を間違えたのか・・・ありそうなこと。急なことで取りずらいチケットであるし・・・。

ワタ様は、綿密に行動出来るタイプで全てを把握していた。

私が、『ワタ様、全て任せた』と告げ、ズット眠っていた。
その有様は航空貨物のようであったらしい。
話しかけるタイミングがなかったそうだ。

『ワタ様、そうだね、貨物に話しかけていると不気味だし、乗船拒否されるかもねーだものね』

以前、冬のノルウェーに急いで向かわねばならないことがあった。
この時も旅行代理店に一任。とにかく忙しかった。数日不眠状態での出発。
当時、ほとんどアンカレッジ経由で移動していて、冬季のアンカレッジ国際空港はひんやりしていた。
温かい服装で乗り込むことが習性のようになっていた。


パリ経由ーノルウェー行きに乗船した時、随分眠っていないこと、アンカレッジで風邪をひかないこと、こればかりを考えてかなり温かい服装で座る。

客室乗務員が『お体の具合が良くないのですか?』と優しく声を下さった記憶がある。また、その声が子守唄となったのか眠りこけた。4日振りの睡眠であった。

灼熱の太陽が降り注いでいる夢で目覚めた。汗も沢山かいている・・・アンカレッジ・・・?と訝って窓の外を見ると、熱い風景・・・ここは一体どこ?ターミナルに向かってゆっくり走る飛行機。ターミナルが見えた『Thailand』と表記された空港だった。

客室乗務員が体調を尋ねてくれた本当の意味を初めて知る。全員、一時飛行機を離れ、空港内に移動する。極寒のアンカレッジとノルウェーに降り立つ準備に半袖服など準備している筈もない。厚手の長袖服で暑くて湿度の高いタイの空気に触れた。


軽い「タイ料理」の昼食をとりながら、南回り・・・これは、やられた・・・こんな体験があることをワタ様に話す。大笑いのワタ様。この滅多にない、<南回り>は、歓迎したくない旅行業者の画策によるものと分かり、二度と<注文>することはなくなったが、ワタ様に、南回りの話、タイ・ランドのエピソードを伝えるためには、昼食の内容を特定する必要があったという次第。




◆タンパ

ダラスではなく、ワシントンのダレス国際空港で乗り継いでタンパに到着したのは、成田を発って約17時間後の現地夜9時。
空港にほど近いホテルで出迎えてくれたのは、フロントマンだけではなかった。

出国直前の私に<ウォールストリートジャーナル>のブラッド記者が、取材記事の電子版を届けて下さった。三年前にお目にかかり、今回の取材でもお人柄に更に触れさせて頂いた。

御礼と共に、再会の機会をーのメッセージをお届けした。

『お目に掛かりたい』と強く思った。しかし、ご多忙でいらっしゃるし、ニューヨークでお目にかかることも今回は困難なスケジュールであり、また、現在どちらにいらっしゃるのかもわからない。



ホテルのフロント係に、ブラッド記者は彼のメッセージと、発刊されたウォールストリートジャーナルを丁寧な封筒で包むかのようにして届けて下さっていた。

いきなり、胸が熱くなった。経緯を深く知る、ワタ様の目も真っ赤である。
フロント係が不思議そうにするのも無理はない。
この出来事をきっかけにフロント係の人たちと親しくなるので、この封筒とメッセージは、<魔法>のようだ。古今東西、人の心を動かさないものを魔法とは呼ばない。

フロント係は、この封筒を受け取ったが、どちらにいらっしゃり、どちらに行かれたかはわからないという。
もっともなことである。

お人柄と、<心意気>に更に触れることになる。

                                          次回、完




(2013.4.19)
フロリダ通信ーイチロー選手、ウォール・ストリート・ジャーナル、ジーター選手、黒田投手、ヤンキースタジアム・・・:ご要望の多いエッセイ風で始まります(*゜▽゜*)-C
  
  


  

img_o145 『皆さ〜ん、僕にこんなことをしま〜す。犯人は小犬山コロにゃんで〜す』


イチロー選手と

翌日、イチロー選手と出会う。事故の状況を伺いながら、身体バランスをチェック。
来てよかったー。会えて良かった・・・と、ひどい汗をかきながら思った。

<電話やメールでは始まらない>この種の表現が溢れている日常に、
<電話やメールで始まったが、電話とメールでは、対処、完結は無かった>
の想いが勝(まさ)った。

後日、ヒロ君(黒田博樹投手)のトレーニング誘導と、身体チェックと改善を担当して、左首の状態が良くないことが気になった。

ヒロ君の、『先生、やはりわかりますか・・ドジャーズ時代に、右頭部に打球を受けてしばらくしてから、左首が不調なんです・・』

ヒロ君の改善が進み、『何年振りでしょう、こんなに首が楽なのは』と、笑顔を示す頸部と肩が楽そうであった。

このように、頭部、頸部に加わる<機械的外乱>は多くの影響を身体に及ぼしかねない。
また、今年のヤンキースタジアム初登板の日に、ライナー打球を右手中指に受けて心配された。

自分の頭部近くの右側に飛んできたボールでも、名手・ヒロ君であれば、左手のグラブを差し出すー以前の右頭部直撃の出来事に、近い右手で頭部を守ろうとしたのだろうーと私は考えた。
今回、記述することになることなど考えることもなかったが、早い回復の兆しが嬉しい。




ジョージ・スタインブレナー・フィールド

  
  

時間を戻して、ヤンキースがタンパでの本拠地としているジョージ・M・スタインブレナー・フィールドの3月11日。

ニューヨーク・ヤンキース対カージナルスのオープン戦が行われている。
ヤンキースは、黒田投手が先発登板し、ジーター選手が初登場し、いきなり、イチロー選手がライトフェンス上部直撃の二塁打。満員の観客は大興奮。

これまで、イチロー選手に私が帯同する時のゲームで、ノーヒットであったことはない。ホームランもかなり高い確率で打ってくれる。
あと、十数センチでホームランの打球をみて、このジンクス?とは思えない何かが続いていることを感じた。

しかし、トレーニングとケアで随分改善しているとはいえ、強い衝撃を受けた身体が完璧であろう筈はない。
流石、イッチャン(イチロー選手のこと)・・・と襟をただしたくなる気持ちが涙腺を緩めそうになる時、ブラッド記者が私の横に現れた。
嬉しくて、いわゆる「ハグ」で挨拶となった。

次に涙腺を緩めそうになったのは、ブラッド記者。
『イチロー選手の事故が心配でした。先生は、イチロー選手の事故を知り、すぐにこうして駆けつけられました・・・』
強く、深く感じるものがありますとおっしゃる、その目は真っ赤であった。

ホテルのメッセージのこと、・・・日本にもアメリカにもある<心意気>に包まれていた。



ジョージ・M・スタインブレナー・フィールドの<中>で

ゲーム中のある時間になると球場内のトレーニングルームで、コーチ、選手達と会うことになっていた。

指導、誘導、ミーティングが進む。投球後の黒田選手が、イチロー選手に『黒田、明日は筋肉痛だよ、へへ』と脅される。

翌日、『初めてのB.M.L.T.カムマシンでトレーニングして驚きました。いつも投球翌日には表れる肩、背中のハリが全くありませんでした。これならばいくらでも投げられます』

イチロー選手 『へへへ』

トレーニングルームの入口近くでずっとこちらを見ている大きな選手がいる。
私達のトレーニングに加わりたい、という意志を示しながら、今日はピッチャーの指導ー野手である自分が加わって良いのだろうかと感じていたようだ。彼からは、謙虚で奥ゆかしさが伝わって来る。

確かに、私達は、夢中になっていた。

選手の夢中振りもであるが、コーチが『私の腰と背中は慢性的に痛くて痺れも出ます。現在も痛い。良い方法はありますか?』

私がB.M.L.T.カムマシンで特別に行う方法を誘導した。コーチはイチロー選手とトレーニングを重ねていたので、特別な方法3セットであるから、5分も経たない時間経過で『腰と背中が痛くない!弱いから鍛えろーと、これまで何をやってきたのだろう・・・』

初動負荷トレーニング、神経筋制御、反射機能、相反神経支配を説明しながら、深く勉強されているコーチ達との時間が圧縮して流れる。


このような雰囲気である。それを見つめる奥ゆかしい大きな男は、だれからも尊敬を集めるジーター選手である。

ワタ様は、ジーター選手に『ハロー』と声をかけて頂いて腰が抜けましたーと後で語る。

ジーター選手がワタ様に声をかけてくださったことに気づかないくらいに、私達は没頭していた。

チームの移動スケジュールなどもあり、ジーター選手に会えないでタンパを発つこととなったので、私は、『4月にニューヨークで』のメッセージを残した。

他にも、重要なミッションがある。

『ジーター選手にコロにゃんTシャツを着せる』ーそれはそれは、大ミッションである。

  



イチロー選手に託されたミッション


イチロー選手に『リベラ投手に引退しないでーと伝えて』と私。

『了解です』、そして『リベラは、このトレーニングに既にかなり夢中です』
と、イチロー選手。

イチロー選手に重大ミッションを受ける。私と、ワタ様はニューヨーク管内のニューアーク空港経由で帰国の予定であったが、ニューヨークで一泊。
ミッションは、ヤンキースタジアムのトレーニングルームの広さ、位置関係の確認。B.M.L.T.カムマシンを数台追加設置出来るか・・・これもミッション。

ベーブ・ルース、ジョー・ディマジオのパネルを仰ぎ見ながら、パス・チェックのための厳重な時間が流れる。チェックを終えてトレーニングルームに案内される。
そこでは、数年前に設置したという古くはないマシン類が沢山、廃棄されようとしていた。



ニューヨークへ

過日、10台近くのB.M.L.T.カムマシンをニューヨークに送った。
ヤンキースの取り組み、意気込みに応えるべく、私は、再びニューヨークに飛ぶ。


誰にも、全くの作為がない。
事故で大変な思いをしたイチロー選手。イチロー選手の身体が心配で、その改善のために、タンパを訪れた私。この機に私をヤンキースに紹介し、皆で取り組みたい、そのために、指導と勉強の時間をーと考えたイチロー選手とコーチ。


『先生のスケジュールは大丈夫ですか?』ーどこまでも気遣い、心配りの神経を研ぎ澄ましているイチロー選手。

君のために少しでも役立てばの想いできている、君の身体が大変な状況であるのに・・・。

こんな時の応え方は、昔から変わっていない。その応答の仕方も変わらない。

『イッチャンの申し出に対して断ったことがあるだろうか』

『へへへ』


選手、コーチのイチロー選手に対するリスペクトは絶大である。コーチも選手達も、B.M.L.T.カムマシントレーニングへの関心はかなり強い。皆で取り組みたい、そして、取り組んで、こんなに凄いことにイチローは、早期から没頭して来たのかー。実際に取り組む選手、コーチの反応。論文もお渡しした。

作為のない世界に惹かれ、意気に感じるままに可能な限りを行ないたい、と念じている。
少しづつ少しづつだが、温かくなるニューヨークでイチロー選手の身体は改善され、動作は昇華されるーその時のためにも、側に居たいと願っている。


                                  <完>





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